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社長就任あいさつ

2018年06月28日

当社グループ社員向けに行われた、佐伯新社長の就任あいさつを下記の通りお知らせします。

日鉄住金物産株式会社
代表取締役社長 佐伯 康光

本日をもちまして社長に就任いたしました佐伯でございます。皆さんどうぞよろしくお願い申し上げます。
社長就任にあたりまして、このような機会をいただきましたので、私の所信と申しますか、思いの一端を申し述べさせていただきたいと思います。

当社は、2013年住金物産と日鐵商事が合併し、今年4月には三井物産グループ鉄鋼事業の一部を譲り受け、現在に至っておるわけですが、この間、様々な課題を克服し、業容・業績を伸ばし、順調に発展を遂げてまいりました。樋渡前社長はじめ経営陣、そして何といっても、社員、労働組合の皆さんのご努力に対して、まずもって心より敬意と感謝の意を表したいと存じます。

さて、当社の企業理念、経営方針は皆さんご承知のとおりであり、今後3年間の中期経営計画も先般策定発表されたとおりであります。従いまして、私としてはこれら将来ビジョンの実現、経営計画の達成に向けて、皆さんと共に全力で取り組んでまいる所存でありますが、今日はこれらを踏まえまして、また、私がこの3か月、皆さんと様々な課題について、意見交換・議論し、国内外の拠点・現場を訪問した経緯をも含めて、私なりに思うこと、そして当社および当グループをどういう企業集団にしたいかということについて話をさせていただければと思います。

まずは「安全」に絶対的に強い会社・グループにしたい。当社は各事業本部が多くの事業を展開し、数多の現場を抱えています。会社に来て、仕事に来て、命が危機に晒される、怪我をする。絶対にあってはならないことです。これまでにも安全対策を最重点課題として取り組んできておりますが、私は、これまでの災害の真因追及など安全問題をより深堀研究し、会社としてやるべきこと、社員個人としてやるべきこと、再点検・徹底してまいりたいと考えます。
次に「品質管理」を徹底できる会社・グループにしたい。品質の満たされないものを使う、着る、食べる、絶対にあってはならないことです。供給者・販売者の責任が問われます。例えば鉄鋼事業で申しますと、顧客からの受注、メーカーへの発注業務は事務処理等含めて間違いなく万全でしょうか。コイルセンター、加工会社は異材・不良品を出さないシステムが浸透していますか。万全であり、徹底した取り組みをしてきていると確信していますが、人手が介するところにはより徹底したチェックシステムが必要です。万全な品質管理の仕組み構築にとことん取り組みたいと考えます。
そして、第三点目は「コンプライアンス」。法令遵守、ルールの順守は法治社会・会社組織において当然のことであります。経営方針の一つでもありますがコンプライアンスの徹底できる会社・グループにしたい。社員一人ひとりが高い意識をもって健全な業務遂行を切にお願いしたい。

以上3点は、会社の基礎、土台となる部分です。この基礎が固められないと、上にどのような素晴らしいものを作っても傾いたり、崩れたりするのは自明の理であります。当社はこれまでもこれらの取り組みを強化してきておりますが、さらに万全を期すべく取り組んでまいりたい。

さて、しっかりとした万全な基礎・土台をベースに、私はこの会社を利益成長を続ける会社・グループとし、企業価値最大化を図り、より大きなプレゼンスをもつ企業集団にしたいと強く思っています。資本主義経済で営利会社を営む限りにおいては、いくら儲けたかに評価の重きがおかれます。利益を上げてこそ税金を払い、従業員に十分な給与を払い、株主に満足な配当が可能となり、お客様の様々な要望に応えることができます。そして社会貢献も積極的にできるようになるでしょう。どの程度のレベルでこれができるかは利益次第です。そして、そのレベルが会社としての価値ということになります。逆に利益が出ず、これらができなければ、退場を余儀なくされるわけであります。
351億円が17年度の経常利益であり、過去最高でした。18年度で380億円、20年度で440億円を計画していることは皆さんご承知のとおりであります。ステップバイステップで着実にこの計画を達成し、そして次は500億円を目指すということであります。

利益とは、言わずもがな、売上からコストを引いたものであります。
まずは、売上の最大化です。世の中、「もの」から「こと」社会へ変わる、変わったといわれていますが、我々が扱う「もの」をベースにどういう「こと」(サービスとかソリューション)を提供して価値の最大化つまり売上の最大化を図るかが勝負です。さらには、各分野でイノベーションが急速に進展している中、新たなビジネスモデルによる価値・売上の創出をしていかなければなりません。まさに知恵比べ、行動力の勝負であります。商社はそもそも基本的に知恵と行動で勝負する集団であるわけで、もっともわれわれの活躍できる時代になったと思います。逆にこれが劣ることになれば、商社としてのプレゼンスが失われていくわけです。
次にコストのミニマム化です。これは徹底的に無駄を排除し、商社としての業務・オペレーションを鍛え上げていきたい。無駄を排除できず、コストばかりかかって利益を生まない商売・事業は撤退せざるをえません。働き方改革による生産性向上、先進ITを最大限取り込みなどにより、我々の事業、バリューチェーンを筋肉質に鍛え上げることで強いコスト構造を確立したいと考えます。

一方で、我々をとりまくビジネス環境はリスクがいろいろと横たわっており、明日何が起こるかわかりません。安倍政権の行方と経済政策、中国の政治経済動向、米国の保護主義の先鋭化と各国の報復、変転する朝鮮半島・中東情勢等、国内外の政治・経済情勢にアンテナ高く、当社のネットワークと先を読む力によって、リスクを未然に察知し対策をうっていくことも重要であります。

以上縷々申し述べてまいりましたが、鉄鋼、産機・インフラ、繊維、食糧、各事業本部は、安全、品質、コンプライアンスを徹底し、収益の最大化に向けて知恵を絞り、プランニングし、実行実現していただきたい。企画管理本部はそれを支援、リードできる施策を展開し、四事業を束ねて企業価値最大化を追求していただきたい。

FOUR BUSINESS, ONE SUCCESS.


まさに、四つの事業力を一つに、顧客と社会に更なる貢献をするエクセレントカンパニーを目指すということです。

そして、最後に申し上げたいことは、こうした会社を目指す上では、皆さん自身も成長し、エクセレントカンパニーに相応しい社員になっていただきたい。
当社は昨年から「働きやすい職場」「働きがいのある仕事」の創造に向け働き方改革に取り組んでいますが、仕事にやりがい、そこに楽しさを見出すことはとても大事なことです。
また仕事は厳しいものでもあり、やるべきことはとことんやり抜くことも必要です。限られた時間の中でいかに成果を上げるかという意識を持つことも重要です。
みなさんが個々の能力を高め成果を出すのはもちろんのこと、ワークライフバランスによるより充実した人生を送り、それぞれの成長と活躍につなげていって欲しいと考えます。会社としても働き方改革に積極的に取り組みますが、皆さん一人ひとりがみずから主体的に取り組むことで成長していただきたいと思います。
皆さんの一層の奮励努力をお願いいたします。私も様々な課題に対し先頭にたって最大限の努力を傾注してまいる覚悟であります。

当社の限りなき発展と皆さまのご多幸を祈念して、私の社長就任のあいさつとさせていただきます。

ご清聴ありがとうございました。

  • ※ニュースリリースは対外発表した時点での要約でその後の経過につきましては記載しておりません。